カラクリマリア紹介


 時は西暦1779年 安永あんえい八年

 産業革命を経た西洋では、貿易・科学・芸術・軍事で絶頂を迎えたオランダの黄金時代が終幕し、代わってイギリス・フランスが台頭。

世界は列強諸国による植民地争奪の荒波に飲み込まれていた激動の時代

日本は幕末まであと100年、国を閉じ海外との交流を断っていた<鎖国>真っ只中。

 自称・天才学者の平賀源内は、長崎出島で壊れた西洋からくり人形“まりあ”と“エレキテル”を手に入れ、苦心の末よみがらせることに成功する。

 しかし動き出した“まりあ”はただの機械仕掛けの人形ではなく、まるで人間のような感情と、はるか昔の記憶を持つ人工知能型アンドロイドだった。

 見たこともない“カラクリ”に興味を持った源内だったが、彼の頭脳を持ってしてもそのしくみは全くわからない。
 まるで“人間の”少女に見えるカラクリ人形と、天才科学者の不思議な共同生活が始まった。

 これまで興味の赴くままに時代の先端を走ってきた源内だったが、まりあのカラクリも解明できぬまま時が過ぎた。
よわい五十が見えてきた源内は、自分が考える発明や事業などに興味が持たれず世間からそっぽを向かれていることを知る。
 源内が手がけるものは学術的な興味のものから日銭を稼げる粗悪品そあくひんコピーのような品物へと変わっていた。

 金に困窮した源内は、まりあ見世物みせものにひと山当てようと目論もくろむ。

 しかし、太平の世の裏でうごめく雄藩諸侯、西欧列強と孤独に対峙する時の権力者・老中 田沼意次おきつぐからの指令、まりあを連れ去ろうと狙う謎の西洋秘密結社の暗躍、日本を開国せしめんと付け狙う列強西欧諸国・・・時代は源内を大きなうねりの中へと巻き込んでゆく。

 まりあの正体とはいったい何なのか? なぜ日本に持ち込まれたのか?

 一時は夢を諦めていた稀代の天才・平賀源内がその謎に立ち向かってゆく!

 壮大な歴史SFロマン戯曲
 ライトノベル新型SF時代劇ここに開幕!

     2017年12月24日

     戯画團 戯曲工房

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